顆粒 顆粒500g
 エキス顆粒500g
 東洋の八味地黄丸料 エキス顆粒
 ハチミオウガンリョウ
*平成3年1月改訂**平成8年12月改訂
  薬効分類 漢方製剤
  日本標準商品分類番号875200
承認番号等(62AM)第588号(薬価基準収載)
組成 本品1日量 9.0g中
日本薬局方  ジオウ 5.0g  
日本薬局方  サンシュユ 3.0g  
日本薬局方  サンヤク 3.0g  
日本薬局方  タクシャ 3.0g   より製した 水製乾燥エキス 3.54g
日本薬局方  ブクリョウ 3.0g   賦形剤 5.46g
日本薬局方  ボタンピ 3.0g  
日本薬局方  ケイヒ 1.0g  
三和生薬叶サ  加工ブシ末 1.0g  
性状
本品は淡茶褐色の顆粒で、わずかに特異なにおいがあり、味は初め
甘酸っぱく、後ややえぐい。
用法・用量
通常、成人1日9.0gを3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
効能・効果
疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少または多尿で、
ときに口渇がある次の諸症:
下肢痛、腰痛、しびれ、老人のかすみ目、かゆみ、排尿困難、
頻尿、むくみ。
使用上の注意
1.一般的注意
  他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。
  ブシを含む製剤との併用には、特に注意すること。
2.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
(1) 体力の充実している患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強される
  おそれがある。]
(2) 暑がりで、のぼせが強く、赤ら顔の患者[心悸亢進、のぼせ、舌のしびれ、悪心等
  があらわれるおそれがある。]
(3) 著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、便秘等
  があらわれるおそれがある。]
(4) 食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
3.副作用(まれに:0.1%未満、ときに:0.1〜5%未満、副詞なし:5%以上
       又は頻度不明)

  @過敏症:発疹、発赤、痒み等の過敏症状が現れることがあるので、このような症状が
        現れた場合には投与を中止すること。
  A消化器:食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、便秘等があらわれること
        がある。
  Bその他:心悸亢進、のぼせ、舌のしびれ、悪心等があらわれることがある。
4.高齢者への投与
  一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。
  5.妊婦への投与
  妊娠中の投与に関する安全性は確立していないが、本剤に含まれるボタンピにより
  流早産の危険性があり、また加工ブシ末の副作用があらわれやすくなるので、妊婦
  又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。
6.小児への投与
  本剤は、加工ブシ末が含まれているので、小児には慎重に投与すること。
取扱上の注意
(1) 直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管するしてください。
(2) 誤用をさけ、品質を保持するため、他の容器に入れかえないで下さい。
(3) 開封後は特に湿気を避け、ふたをよく閉めるなど、取扱に注意して下さい。
(4) 本剤は生薬を原料としたエキスを用いた製品ですから、製品により色調や味が多少
  異なることがありますが、効果にはかわりありません。